慶應義塾大学・法学部『英語』問題分析 -現役慶応大生が徹底解説-

◎試験の概要

◎ここ数年を通じての全体概観

 慶應義塾大学法学部英語の試験の最大の特徴は、試験時間が80分と他の同レベルの大学・学部と違って試験時間が短いことだ。

その割に問題数(解答個数)は60問弱と分量が多いものとなっているため2000年代の入試問題に比べれば易化傾向ではあるものの依然として、受験生にとってはかなり難しいものであり、それ相応の対策が必要となる。

また、全体の配点に対する英語の配点が大きすぎるため(全体の50%)、英語の出来不出来で合否がほぼ決まってしまうといっても過言ではない。そのため、英語の勉強がいかに大事であるかが分かる。

 出題内容を分析してみるとその内容は多岐にわたり、発音・アクセント、文法、会話問題、単語意味判定問題、総合長文読解問題などが出題されている。特に文法、会話問題、長文問題は毎年出題されており、そのレベルも高いが中には基礎的な知識を問うている出題も見られるのでそれらの問題を取りこぼさないで正解することが必要である。

ただし、出題形式は基本的には前年度の問題形式を踏襲するケースが多く(若干の変更はあるが大きなものではないケースが多い)、全く新しいタイプの問題が出るのは数年に1度であるので、もし新しい形式の問題が出たらその場で落ち着いて問題内容を理解して処理していけば問題はない。

また、かつて(2000年代)毎年出題されていたインタビュー形式の問題(インタビューアーの質問に対する適切な応答を選ぶ問題)はここ数年姿を見せていないが、突然出題されるケースもある(2014年度)ので過去問を通じて対策を練っておくことは非常に重要である。

◎各問題タイプの特徴

 ここでは、主に慶應大学法学部で頻出する形式の問題に対しての特徴や対策を記していく。

発音・アクセント

 慶應義塾大学法学部の試験では2000年代ほぼ毎年発音・アクセントの問題が出題されていたが、その後数年間姿を消していたため、今後の出題はないかと思われていた。しかし、2017年度に突然復活し以後毎年出題されるようになったため、今後も出題の可能性は十分にあると思われる。

これは2020年以降の入試改革も意識しているのではないか。出題の形式はセンター試験とほぼ同じような形式で特に新たな対策は必要ないと思われる。ただし、問われている単語が難しかったり、特殊な単語のアクセント(2007年度:国名や国際機関)を問われたりするケースの場合は、配点も低く正解率もさほど高くないだろうから、あまり出来なくても気にしなくてよい。

文法問題

 文法問題の形式は多岐にわたり、
①5つの文章の中から1つ文法的に誤っているものまたは正しいものを選ぶ形式の問題
②一文の中から文法的に誤っている箇所を1つ選ぶ形式の問題
③語形変化を伴いながら空欄に適切な単語を選ぶ形式の問題

特に③のタイプは実際の問題を見てもらわないと意味が分からないと思うので実際の入試問題を参照されたい(2012年度など)。中には難しい文法事項も聞かれるがそれは落としてもかまわない。大切なのは基本的な文法事項の問題に関してそれを見つけてしっかりと解けるかである。特に、前置詞や冠詞、倒置の問題は見落としが多いので注意すること

 対策としては、まず『Next Stage』や『Vintage』などを使って基礎を固め、その後『英文法ファイナル問題集標準編、難関大学編(桐原書店)』を利用してその定着を図ろう。正誤判定問題に対する対策としては、『スーパー講義 英文法・語法 正誤問題(河合出版)』がオススメである。

会話問題

 会話問題は毎年出題されている慶應法学部の名物の1つである。形式は穴埋め問題がほとんどで、中にはその問題の中で熟語や前置詞の知識を問う問題も見られる。ただし、慶應法学部の英語はなぜかイギリス英語で作成されているため、アメリカ英語を学習してきた一般的な受験生にとってみれば聞きなれない会話表現やイディオムがどうしても多くなってしまう問題でもある。

だからといって、わざわざイギリス英語を学ぶ必要まではない。そのような表現はみんな知らないし事実平均点も低くなっている(2014年度がその例)。時間制限もある中で解く以上捨てる勇気も必要である。

 対策としては、『Next Stage』や『Vintage』などの会話表現の章を基礎にしつつ、追加で『英会話問題のトレーニング(Z会)』や過去問で出てきた表現は押さえておくこと。

単語意味判定問題

 この問題は2012年度に初めて出題され、以後毎年出題されるようになった問題である。長文中に出てくる単語の意味を、英文で書かれた選択肢の中から選ぶ形式の問題で、問題数と選択肢数が一致しているため、1つ間違えるともう1つ間違えてしまうことになる。普段から英英辞典を引き慣れていると身近に感じられる問題である。

 まともに全て読んで解くことも出来るが、それでは時間がかかり過ぎてしまうため、この問題は多少テクニカルな方法で解くと早く解くことが出来る。ヒントは品詞に注目することであるが、詳しく知りたい方は、是非武田塾に入塾してください。

インタビュー式問題(かつて頻出だった形式)

 インタビューアーの質問に対し、適切な応答を選ぶ形式の問題で、これについても問題数と選択肢数が一致していることから1つ間違えてしまうともう1つ間違えてしまうことになる。2000年代に多く出題され2011年度まで出題された。

その後姿を消し2014年度に突然1度復活してからは出題されていない形式の問題だ。ただ、いつ突然復活するか分からないので1度は過去問で触れてみた方がいいかもしれない。

 特にこれに対する問題集は見当たらないが、対策としては過去問で演習しつつ、解く際は何について聞かれているのか、特にYES/NOで答えられる内容であるか否かをヒントに解くと良い。

総合長文読解問題

 慶應法学部入試英語のメインであり、配点が最も高い問題である。例年4択式の問題で(2018年度は例外で5択だった)、センター試験と同じような形式(各段落に1問といったセンター試験第6問と同じ)のため特別な対策は特には必要ないが、単語のレベル、内容ともにハイレベルである。特にある程度文法が出来る受験生が集う本学においては単語力の差は意外と大きいかもしれない。

 慶應大はどの学部においても国語はないが、その代わり英語で現代文の力を見ているものと思われる。そのため、設問内容も早稲田大学の一部の学部のように本文の目立たないところや細かいところを問うというよりは、段落ごとに内容をしっかり理解しているかといった論理的思考力を問う設問が多い。よって、表面的に読んでいただけでは簡単にダミーの選択肢にひっかかってしまうので、各選択肢をよく読んで迅速かつ慎重に消去法で選択肢を検討していかなくてはならない。

また、この設問の中で毎年並び替えの文法問題が出題されているが、いずれも難易度は高めで正解するのは難しいので、分からなければ他の問題で確実にとるといった捨てる勇気も必要である。

 出題されている文章のテーマは多岐にわたるが、主に社会問題にかかわるテーマ(麻薬や犯罪率、陪審制度の是非など)が多い印象を受けるので、普段から問題集や過去問を通じてそれらの文章に慣れておくことが必要である。また、文章の分量は700words~900wordsとやや多いので試験時間の短さも考慮するとある程度の速読力も必要となる。普段から音読などを通じて速読力を磨く必要がある。

 対策としては、単語・熟語・文法は高いレベルで完成させたうえで、『やっておきたい700(河合出版)』といったレベルの高い長文問題集を通じて慣れていき、過去問演習を十分丁寧に行い、選択肢の癖などを自分の中で把握しておくのが良い。

まとめ

慶應義塾大学の法学部の英語は非常に難しいです。一人で勉強するのはこんなんだと思いますので、何か勉強などで困ったことがありましたら、一度受験相談に来てみてください。どんな些細な悩みでも問題ありません!

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