北里大学・獣医学部 化学 -武田塾福島校校舎長が分析してみた-

北里大学獣医学部の化学の傾向

・基本的な化学反応式、物質の名前と性質について正確に理解と暗記を行うこと
・計算問題は、それほど考え方が難しいものは出題されないが、計算量が多いので計算ミスに注意する
・知識を問う問題はセンター程度のものもあるので失点しないようにすること
・計算問題は解けそうなものから解くこと

問題Ⅰについて

センター試験よりもやや難しいくらいの知識問題が10問。基礎的な用語の理解と暗記ができていれば得点できる問題である。正しいもの・誤っているものを「すべて選べ」という問われ方もするので注意が必要である。

<必要となるキーワード>
原子の質量数、さまざまな化学反応式の中から酸化還元反応を選ぶ問題、コロイド溶液と凝集、凝固点降下の計算、活性化エネルギーの定義、水溶液の電気分解の陽極・陰極での反応、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの性質

問題Ⅱについて

基礎的な計算問題だが、問3のイオン交換樹脂の問題がやや難しい。考え方は簡単でも、計算がめんどうなので計算ミスなどに注意が必要である。

<必要となるキーワード>
酸塩基の中和反応の計算、鉛蓄電池の電気量と反応物の計算、イオン交換樹脂とphの計算

問題Ⅲについて

鉄の製錬についての少し見慣れない問題かもしれないが、情報を整理して考えれば解ける問題。鉄の密度を求める問題は、体心立方格子の典型的な計算問題である。

<必要となるキーワード>
鉄の製錬についての問題(反応物の種類、反応物の物質量・割合などの計算、鉄の結晶構造の密度の計算)

問題Ⅳについて

元素について基礎的な知識を問う問題だが、やや一般常識に近い知識が求められている。それぞれの元素が日常生活にどれくらい、どんな形で存在しているかを把握しておくことが重要である。

<必要となるキーワード>
元素に関する問題。ヒトを構成する元素、1族、14族、18族の種類を問う問題、電気陰性度、タンパク質に共通して含まれる元素

問題Ⅴについて

有機化合物の基礎的な問題。塩化ベンゼンジアゾニウムの反応物は頻出なので対策しておくべきである。

<必要となるキーワード>
有機化合物に関する問題。芳香族化合物の種類、カルボン酸、塩化ベンゼンジアゾニウム、ナトリウムフェノキシド

まとめ

武田塾福島校の校舎長である萩生田先生は獣医師の免許を持っています。そんな萩生田先生が母校の化学について分析していただきました。

将来、獣医になりたいと思っている方は是非一度お話を伺いにいってください!