早稲田大学法学部 『日本史』 分析-現役の慶応大生が徹底解説-

◎試験の概要

◎ここ数年を通じての全体概観

 早稲田大学法学部の日本史は早稲田大学の中では比較的易しい事が多く、近年もその傾向が続いている。ただし、難しい年も稀にあり、10年ほど前まではとても難しい問題を出していた学部でもあったので、今後も高いレベルでの対策が必要であることには変わりない。


 問題内容としては、マーク式と記述式の併用型で、センター試験レベルの基本的なものから用語集に記載がないものまで多岐にわたるが、多くの受験生が併願先とするであろう、慶應法学部ほど無理のある出題がなされているという印象はなく、しっかりと受験生が勉強してきたことが反映される問題となっている。

全体的な対策としては教科書や一問一答(おススメは『日本史B一問一答(東進ブック)』)を全時代全分野にわたって抜かりなく行っていれば充分かと思われる。いずれにせよ範囲は膨大なので効率よく復習して試験に備える必要がある。また、本学世界史の問題には大きな論述式の問題が見られるが日本史にはそれが見られないのも特徴の一つである。その意味で点差が生まれるのは記述式の問題で、歴史用語や人物の名前を正確に漢字で回答することが出来るかが鍵となるので、漢字練習も抜かりなく行いたい。

◎大問別の問題傾向

 大問構成は、例年大問4つのトータル40問でこの構成は長年変わっていない。また、出来事の並び替えの問題も例年出題される。(毎年出るわけではないが近年は再び毎年出題されるようになっている。)

大問1は、例年古代からの出題で比較的易しい問題が並ぶ傾向があるので得点源にしていきたい。

大問2は、中世~近世の出題で難しい問題もあるが、基本的な問題も多く並べられているのでここでもしっかりと得点していきたい。

大問3は、毎年ある人物が書いた日記を引用する形の初見史料問題で、2019年度で12年連続の出題となっているので、今後もこの傾向は続く可能性が高い。この問題はしっかりと史料を熟読し、今まで学習してきた日本史の知識とリンク出来るかが鍵となる。史料だけでなく、問題文そのものにもヒントが隠れていることもあるので、史料と問題文の両輪で問題を解き進めていくと良い。ここで大きな点差が生まれる可能性もあるので過去問を通じて十分な対策をしておきたい。

大問4は、明治期~戦後の出題が中心で、特に毎年のように戦後の出題が目立っているので、本学受験生は戦後の対策も抜かりなく行いたい。1990年代までしっかりやっておくことをおススメする。また、難問が多いのもこの大問だが、難しい問題は多くの受験生が解けないので気にしなくてよい。大切なのは基本的な問題を取りこぼさない事である。

◎時代別のポイントと対策

 以下、時代ごとのポイントについて記すが、出題されている時代・分野は多岐にわたるので包括的かつ体系的な理解が必要になることを前提としたうえで、特に注意するべきことを中心に記す。

・古代(旧石器時代~平安時代)

 政治史はもちろんのこと文化史からの出題も多い印象を受けるので資料集などを使ってより深く細かく理解する必要がある。その際、記述式の問題に対応するため、『一問一答(東進ブックス)』の中でも★2までは確実に漢字で書けるようにしておきたい。


 旧石器時代から弥生時代はその歴史用語がどの時代に属するのかを正確に理解しなくてはならない。また、遺跡等はその所在する都道府県まで把握しておく必要がある。古墳時代以降は対外関係にも注目しながら政治史を追いかけていこう。特に中国から多くの影響を受けている日本においては大切な視点である。奈良時代、平安時代になってくると大宝律令をはじめとして法整備がされるようになるので、法学部としてはこの分野の復習も大切になる。また、社会政策の中の制度として荘園に関わることは苦手な受験生が多いので見直しすること。

・中世(鎌倉時代~安土桃山時代)

 鎌倉・室町幕府の将軍、鎌倉時代なら執権もだが、有名な者については名前を正確に代と対応させて漢字で書けるように覚えつつ、そこに出来事を絡めて覚える必要がある。特に中世の法制史や訴訟体系についてのテーマ史や、北海道・沖縄についてのテーマ史は重要である。これらのテーマ史は早稲田大学では頻出なので見直しておきたい。社会経済史・文化史関連も過去に深く問われているので見直しておきたい。

・近世(江戸時代)

 江戸時代の将軍は出来るだけ1~15代すべて覚えること。また、各々大体どれぐらいの時期に在職していたのかも西暦で確認しておくこと。このように政治史も大切だがその他の分野からの出題も多いのも特徴だ。特に文化史で扱う思想家についての出題は注目である。学問ごとに分類し、師弟関係を整理したうえで時代、著名な書物、思想内容をしっかり確認すること。その他にも、農業・交通・民衆の暮らし、経済といった諸分野もテーマ史として注目して学習したい。

・近代以降(明治時代~戦後)

 明治政府の近代化の歩みはここに限らず頻出である。条約改正や明治憲法制定は法学部との絡みにおいても大切であるのでよく確認すること。また、意外に出題されるのが大衆娯楽や生活に関連した文化史である。よく対策しておかなければ出題された時に苦しい。そして昭和期から戦後は政治史が中心になるが、相変わらず細かい用語の出題も多い。特に選択式の問題において細かい知識を問うものもあるので過去問を通じて知識を吸収していく必要がある。戦後も1990年代まで出来ればおさえたい。現役生はなかなかここまで手が回らないかもしれないが頑張ってもらいたい。


 そして毎年大問3において出題されている日記問題の対策としては、明治期~昭和期戦前の出来事を時系列順に体系的に理解しておく必要がある。その意味において年号をある程度しっかりと覚えておくと問題を解きやすくなる史料だけでなく問題文にも隠されているヒントを利用しながら、学んだ知識を思い出して問題を解き進めていく必要がある


 また、早稲田大学法学部に限らず明治時代以降は元号と西暦が対応出来るようになると、より問題が解きやすい。例えば、終戦の年である1945年は昭和20年である。このようにいくつか覚えておいてあとは簡単な計算でこの対応を導ける程度で良い。

◎選択式の問題について

 早稲田大学はどの学部でも当てはまるが、5択式選択問題の割合が多い。この手の問題は受験生の知らない知識を並べて、難しくみせている問題が多いが、実際はセンター試験レベルの知識で解けてしまう問題が多い過去問演習を通じてこのセンター試験レベルのひっかけを見つけていく訓練をしていこう。そうすればおのずと得点アップを図ることが出来る。

具体的な問題では同学部の2019年度問題分析編の記事(Coming soon)で触れるのでそちらを参照されたい。

◎まとめ

早稲田大学法学部の日本史の分析記事は役に立ちましたでしょうか?
基本的に、早稲田大学法学部の日本史も慶應義塾大学法学部の日本史と同様に、難問ではなく間違えてはいけない問題を落とさないことが大切です。その分かれ目となる問題をしっかり得点していく、基本的な知識をすべて覚えた上で、消去法など判断しなければならない問題もあります。

基礎的な知識から勉強をしていきましょう!!

受験勉強を何から始めたら良いかわからない方は、ぜひ一度受験相談に来てみてください。あなたにあった勉強プランをお話しさせていただきます。

無料受験相談

受験相談では

  • あなたのための奇跡の逆転合格カリキュラム
  • 1週間で英単語を1000個覚える方法
  • 合格までやるべきすべてのこと

などについてお話しさせていただきます

「絶対に志望校に合格したい」という気持ちがあれば、

今の成績や高校のレベルは関係ありません。

「模試でE判定だけど合格できるかな?」

「受験勉強って何から始めれば良いの?」

「勉強してるのに成績が上がらない・・・」

とお悩みなら武田塾の無料受験相談にお越しください。

あなたが志望校に合格できるよう全力でサポートさせていただきます。

おすすめ記事